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たったコレだけで、より美味しくなる和束茶の淹れ方

こんにちわ、園主まっさんです。

 

突然ですが、皆さんは普段お茶をどのように飲んでいますか?

 

煎茶を好まれる方は、夏は水出しで飲む方も多いと思います。

熱いお茶より渋味、苦味が少なく、飲みやすいと感じませんでしたか?

 

ナゼこのように感じたのでしょう?

今回はその秘密をお伝えします。

 

温度で変わるお茶の味

みなさんは、茶葉を入れた急須に沸騰したお湯をドバドバ入れてませんか?

 

これしちゃってる人は江戸っ子気質の方です。

 

その昔、江戸っ子はせわしなく働いてたんだそうで、ゆっくりお茶をするというのは少なかったんだそうです。

 

これとは対照的に京都には天皇が居ました。みやびな京都人はお茶をするとき、会話を楽しみながらお茶会をしてたんだそうです。

(※和束のおっちゃん談)

 

なぜ入れる温度で味が変化するのか。

これは茶葉に含まれるテアニン(うま味成分)が原因です。

暑いお湯で抽出するとカテキンという渋み成分が多く抽出されます。

このため、お湯を低温で入れることで、うま味成分であるテアニンがより多く抽出されおいしくいただく出来ます。

 

マメ知識

テアニンは、お茶の木の根っこで作られます。

根っこで生成されたテアニン(うま味)は、葉に送られていき、葉が日光を浴びることでカテキン(渋味、苦味)に変化します。

 

 

この変化が起きないように生産される茶葉が、「玉露」や「かぶせ茶」、「碾茶(抹茶の原料)」と呼ばれるお茶です。

 

玉露は、茶園を棚という施設を使い20日間前後覆い下栽培を行います。以前はヨシズやワラが使われていましたが、テックスと呼ばれる化学繊維で覆うのが主流となっています。

茶畑 テックス 寒冷紗 テアニン カテキン

和束茶のおいしい淹れ方

みなさんは急須でお茶をいれる時、何か意識していることはありますか?

多くの人が急須に人数分の茶葉をいれ、熱湯を注ぐと思います。

しかし、これでは和束茶を美味しく飲むことはできません。

 

では、どのようにしていれるのが良いのか?

 

前述したように、お茶を美味しくいれるコツは低い温度でいれることです。

玉露や和束茶のような高級茶は取手のある急須ではなく、『宝瓶』を使います。

宝瓶

宝瓶とは取手のない急須のことです。

では、ナゼ取手がないのでしょう???

その理由は、宝瓶を直接さわっても熱くない温度いれるからです。

さわって熱い温度でいれるとカテキンが抽出され、うま味が減少してしまいます。だから、このような形をしています。

 

次に、どうやって温度を下げるのか?

↑写真の右下の道具を使用します。

 

これは茶器の一種で『湯さまし』という道具です。

もちろんこれが無くても問題ありません。湯呑をもう一つ用意するだけで大丈夫です。

 

 

~お茶のいれ方~(3人分)

はじめに、茶葉の入っていない宝瓶に熱湯を注ぎます。

次に、湯呑に注ぎます。宝瓶に残ったお湯は捨ててください。

そして、湯さましに移し温度を下げていきます。

 

一回移すごとに約5℃~10℃下がります。(外気温によって下がる温度は変化します)

宝瓶に茶葉を10g入れ、急須を左右にゆらして茶葉を平にします。

そこに、お湯を円を描くようにして注ぎます。

90秒ぐらいしたら少しづつ3つにまわし注ぎしていきます。

 

最後の一滴にうま味が凝縮されています。焦らずに注ぎ切りましょう!

 

また、一回目に入れるお茶を一煎目、二回目を二煎目という風に表現します。

個人的には二煎目が好きです。

味の好みは人それぞれなので自分がおいしく飲める温度を探求してみるおもしろさがあります。

マメ知識
ナゼまわし注ぎをするのか。

それは、はじめに出る茶と後に出てくる茶では、味の濃さが全く違います。味の均一化をはかるために、このようにします。
また、和束茶は黄金色と表現されるので、最後の一滴をゴールデンドロップと表現されます。

 

守りたい急須の文化

『一服』という表現には、「薬を飲む」「休憩する」という意味があります。

 

前述した「テアニン」には、安心する効果があるとされています。お茶を飲んで「ホッとする」というのはこれが原因だと言われています。

 

時間をかけてお茶をいれることで、心を落ちつかせ、ゆったりとした時間をすごしてみてはいかかでしょうか?

 

おわり

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