茶畑の見ごろはいつですか?in茶源郷和束
茶源郷和束では、『茶畑の見ごろはいつですか?』という問い合わせをよくいただきます。そんな疑問を解消するのがこちらの記事です。
新茶シーズンの5月がキレイってホント??
多くの方は新茶シーズンである5月がキレイな茶畑と思い浮かべて和束にいらっしゃいます。
しかし、実際の茶畑はこのようなネットを被っています。
新芽は4月の中頃から下旬にかけて出てきます。
この芽がある程度の大きさになると被覆します。
なので、4月下旬ごろから覆いをした茶畑が増えます。
覆いをすることでテアニン(うま味)がカテキン(苦味)に変化することを防ぎます。
覆いをすることで、旨味豊かな玉露や碾茶、かぶせ茶が生産されます。
そして、新茶の収穫は6月初旬ごろに終わりをむかえます。
ということで、緑豊かな茶園を楽しみたい方にはこの時期は向きません。
じゃあ、新茶おわりの6月に行けばいいの?
残念ながらそうとは言えません。
茶農家さんは、6月頭ごろから2番茶に向けて管理作業を行います。(中刈り、肥料やり、すそ刈り、草引きなど)
中刈りとは
新茶の収穫で覆いをした畑は、深刈り(中刈り)という作業をする場合があります。覆いをした茶畑は、少ない光で生育するのでエネルギーを使います。
葉っぱがなくなるところまで刈り落とすことで、茶畑を休憩させています。
2番茶でも同様に覆いをする茶畑が多くあります。
多くの農家さんは2番茶を碾茶に加工します。碾茶を作るには3週間覆いをしなければならないというルールがあります。
※碾茶とは、抹茶の原料のこと
7月終わりごろになると2番茶の収穫がおわりひと段落します。
みどり豊かな茶畑を見たい方へ
和束では同じ畑で2~3回収穫を行います。
多くの茶畑は2番茶が終わったあと、覆いをしません。
なので、単純にみどりが広がる茶畑を楽しみたいという方は、新茶が始まる前の3月~4月の初旬ごろか、暑い時期をさけた10月以降に来るのがオススメです。
春のこの時期は桜も楽しめますし、11月になると紅葉も楽しむことが出来ます。
どうしても新芽を撮りたい!という方は8月にお越しください。2番茶の収穫後新芽が出てきます。(写真左側のような茶畑)
景色を楽しみたい方へのお願い
自分が気に入る景色でないことに対して苦情をいう人がいます。
和束町は生業(なりわい)の景観が京都府の景観資産として登録されていますが、茶農家さんは見てもらうために、農作業をしていません。
自分たちの家族が生活するためにお茶を生産しています。
和束町は小さな町で、茶畑と生活道、一般道が隣接しています。
町内に生活している人たちに配慮して茶源郷を楽しんでいただきたいと思います。
InstagramやTwitterでは、景色や茶畑での体験情報を発信しています。
おまけ
冬の茶源郷
運がよければ見れるかも!
関連情報
和束の自然の恵みから生まれた茶葉で『気持ちが整うほがらか時間』|まっさんファーム【通販サイト】
京都府和束町(わづかちょう)で生産した茶葉ブランド『まっさんファーム』の通販サイトです。”がんばってるアナタ、一息つきませんか?”。和束のお茶は自然環境が、ほかの地域にない旨み・甘みを引き出しています。豊かな香りと味でリフレッシュしてください!茶園見学や体験メニューも随時受付中ですのでお気軽にお問合せください。
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